広大な釧路湿原で繰り広げられるタンチョウヅルのラブストーリー。
そのほんの1コマを小さな花壇に表現してみました。
本物のタンチョウヅルは白と黒の色合いがすばらしく、頭の一部だけ赤くなっています。
同じようにトピアリーにも黒部と赤部だけを色付けしてみようかと考えましたが、
いつものようにシルエットを大切にしたかったので、あえて色付けはやめました。
このトピアリーの作成には今迄で一番苦労しました。(ツルを中心と決めた時点で覚悟はしていましたが・・)
まず、リアリティーを追求したく、あの細い足は何を使えばよいのか、広げた羽をどう表現しようか、
全てミズゴケで賄えるのか、試行錯誤の末なんとか、
自然素材だけでかつほぼ実物大で作成することができました。
花壇は湿原を表現するにあたり、彩りは地味っぽく寂しげな印象を与えつつもどこと無
く品があるようなものにしたいと思いました。
当社のいつものパターンでもあるロックガーデンをベースに、後方の赤とオレンジは朝日をイメージし、
湿地は青と白のロベリアをベースに、青、白、葉物の株でメリハリを作りました。
全体的に地味な彩りながらも、全19種類、約1000株の花を使用しています。
タンチョウヅルの愛の舞を見に来てくれてありがとうございました。
|